インフラエンジニアの職務経歴書の書き方|4ページでAWS・OCI・クラウド移行経験を伝えた方法

クラウド経験を職務経歴書にまとめる女性インフラエンジニアのイラスト インフラエンジニア転職

インフラエンジニアの転職では、担当した製品名や作業内容を並べるだけでは、自分の強みが採用担当者へ十分に伝わらないことがあります。

私はインフラエンジニアとして7年経験した後、クラウドエンジニアへ転職しました。転職活動で使用した職務経歴書は4ページです。AWSやOCIの経験、オンプレミスからクラウドへの移行案件、セキュリティサービス、インフラ構成の自動化などを記載しました。

この記事では、実際に作成した職務経歴書の構成と、経験を伝えるために意識した点を紹介します。dodaの添削で「ネットワークについて詳しく書いてほしい」と助言された経験も踏まえて、クラウド経験を具体化する方法をまとめます。

私の職務経歴書は4ページだった

私が転職活動で使用した職務経歴書は、合計4ページでした。インフラエンジニアとして7年間働いていたため、担当案件や利用技術が複数あり、無理に短くするよりも、採用担当者が経験の流れを追えることを重視しました。

ただし、経験した作業をすべて同じ詳しさで書くと、強みが埋もれてしまいます。そこで、案件ごとに期間、役割、担当業務、利用した技術、案件人数を整理し、転職先で生かせそうなクラウド経験を重点的に記載しました。

4ページの職務経歴書に記載した項目

  1. 職務要約
  2. 保有資格と技術スキル
  3. 案件ごとの職務経歴
  4. 自己PR

最初の職務要約では、インフラ経験が7年あること、AWSを約3年、OCIを約2年経験したこと、オンプレミスからクラウドへの移行に携わったことが短時間で分かるようにしました。

職務経歴の部分では、単に「AWSを担当」と書くのではなく、運用保守や追加開発、セキュリティサービス、インフラ構成の自動化など、自分が担当した範囲を分けて記載しました。

AWS・OCI・クラウド移行経験の伝え方

クラウド案件では、サービス名だけでなく、案件の目的と自分の役割が伝わるようにすることを意識しました。私の場合は、次のような内容が中心です。

  • AWS環境の運用保守と追加開発
  • OCIを利用したクラウド業務
  • オンプレミス環境からクラウドへの移行対応
  • セキュリティサービスに関する対応
  • インフラ構成の自動化

同じ「クラウド経験あり」でも、既存環境の監視だけを担当した場合と、移行や追加開発、自動化まで担当した場合では、読み手が受ける印象が異なります。担当範囲を具体的に分けることで、自分が何を任されていたのかを伝えやすくなりました。

記載例:クラウド移行案件

オンプレミスからクラウドへの移行案件に参画。セキュリティサービスの設定・運用と、インフラ構成の自動化を担当。関係者と構成や移行手順を確認しながら対応した。

上記は、私の経験を基にした書き方の一例です。実際の職務経歴書では、守秘義務に配慮しながら、使用したサービス、担当工程、作業内容、成果を自分の経験に合わせて具体化します。

数値で示したのは経験年数と案件人数

数値で示せる実績が多くなくても、無理に成果を作る必要はありません。私は、主に経験年数と案件人数を記載しました。

  • インフラエンジニアとしての経験年数
  • AWSやOCIを扱った期間
  • 案件に参加した人数

たとえば案件人数を書くと、自分が少人数で幅広く担当したのか、大規模案件で役割を分担したのかを採用担当者が想像しやすくなります。そのうえで、自分の役割や周囲との関わり方を書くと、単なる技術一覧よりも仕事の進め方が伝わります。

削減時間やコストなどの数字が確認できる場合は有効ですが、根拠のない数字を書くのは避けました。正確に説明できる範囲で、期間、規模、役割を示すことを優先しました。

私がdodaの添削で指摘されたのは、ネットワーク経験の説明不足

dodaに職務経歴書を添削してもらった際、私の場合は、ネットワークについて詳しく書いてほしいと助言されました。これは私の職務経歴書に対する個別の助言であり、経験内容や応募先によって指摘される点は異なります。自分では日常的に扱っている内容だったため、最初は十分に書けているつもりでしたが、第三者から見ると担当範囲が分かりにくかったのだと思います。

インフラやクラウドの仕事では、ネットワークは多くの業務に関係します。それでも「ネットワーク対応」とだけ書くと、設計、構築、設定変更、障害調査、運用のどこまで経験したのかが伝わりません。

ネットワーク経験を具体化するときの観点

  • 担当した工程は設計・構築・運用・障害対応のどこか
  • どの範囲の通信や構成を扱ったか
  • ルートやアクセス制御の確認を行ったか
  • クラウド移行時にどのような調整を担当したか
  • 問題発生時にどのような切り分けを行ったか

この助言を受け、技術名だけでなく「何を判断し、何を担当したか」が伝わる表現へ見直しました。自分にとって当たり前の作業ほど説明が抜けやすいため、エージェントの添削は客観的な確認として役立ちました。

職務経歴書で意識した3つのポイント

1.サービス名だけで終わらせない

AWSやOCIと書くだけでは、実際の経験範囲は分かりません。運用保守、追加開発、移行、自動化、セキュリティなど、担当した業務とセットで記載しました。

2.案件ごとに自分の役割を明確にする

チーム全体が行ったことと、自分が直接担当したことを分けました。面接で詳しく聞かれても説明できる内容だけを書くことで、職務経歴書と面接回答の食い違いを防ぎやすくなります。

3.応募先に関係する経験を厚くする

私はクラウド案件へ積極的に携われる会社を希望していたため、AWS、OCI、クラウド移行、自動化の経験を重点的に記載しました。すべての経験を均等に書くのではなく、転職後にやりたい仕事とのつながりを意識しました。

4ページでも読みやすくするチェックリスト

  • 冒頭の職務要約だけで経験の軸が分かるか
  • 案件ごとに期間・人数・役割がそろっているか
  • 技術名と担当業務が結びついているか
  • チームの成果と自分の担当を区別しているか
  • 応募先で生かせる経験が目立っているか
  • 面接で詳しく説明できない表現がないか
  • 誤字や表記の揺れがないか

4ページという長さそのものより、採用担当者が必要な情報を見つけやすいかが重要です。見出し、箇条書き、案件ごとの形式をそろえることで、経験が多くても読みやすくなります。

添削を受けることで、自分では気づかない不足が分かった

職務経歴書は、自分の仕事を知っている本人ほど説明を省略しがちです。私も、dodaからネットワーク経験を詳しく書くよう助言されるまで、読み手に伝わりにくい部分があることに気づきませんでした。

dodaでは求人紹介だけでなく、書類添削、面接対策、日程調整、条件交渉まで支援してもらいました。利用時の感想は、dodaとリクルートエージェントを実際に使った比較記事にまとめています。

クラウド転職で評価されたAWS・OCI・オンプレミスからクラウドへの移行経験については、クラウドエンジニア転職で評価された経験も参考にしてください。

まとめ:経験を並べるのではなく、担当範囲を伝える

私の職務経歴書は4ページで、AWS・OCI・クラウド移行、セキュリティサービス、インフラ構成の自動化などを記載しました。数値としては、経験年数や案件人数を使い、案件の規模と自分の立ち位置が分かるようにしました。

特に印象に残っているのは、dodaからネットワーク経験を詳しく書くよう助言されたことです。技術名を並べるだけでなく、どの工程で、何を担当し、どのように案件へ関わったのかまで書くことで、経験が伝わりやすくなります。

職務経歴書を完成させたら、面接で聞かれそうな箇所に印を付け、自分の言葉で説明できるか確認するのがおすすめです。私は経歴、自己紹介、転職理由、志望理由などをまとめたカンペも用意しました。

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