2026年にAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)を取得しました。勉強期間は約2か月で、基本的に電車で移動している時間を使って学習しました。
この記事では、使用した教材、通勤時間での進め方、難しいと感じた「AWSのベストプラクティスを選ぶ問題」、取得後に実務で役立ったことを紹介します。
※学習期間や合格のしやすさには個人差があります。本記事では実際の試験問題や機密情報は扱いません。
AWS SAAとは
AWS Certified Solutions Architect – Associateは、AWS上で安全性、回復性、パフォーマンス、コストを考慮したソリューションを設計する知識を確認する資格です。AWS公式のSAA-C03試験ガイドでは、AWS Well-Architected Frameworkに基づくソリューション設計能力が検証されると説明されています。
2026年8月時点の試験概要は、試験時間130分、問題数65問です。試験内容や料金は変更される可能性があるため、受験前にAWS公式の試験ページを確認してください。
私の学習期間と勉強時間
勉強期間は約2か月です。まとまった時間を毎日確保するのではなく、基本的に電車で移動する時間を学習に充てました。
通勤時間は短く区切られていますが、「今日はこのサービスまで読む」「前日に学習した範囲を確認する」のように範囲を小さくすると継続しやすくなります。休日に長時間勉強できない人でも、移動時間を固定の学習時間にすると習慣化しやすいと感じました。
使用した教材
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応
メイン教材として「徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応 徹底攻略シリーズ」を使用しました。
この参考書は3周しました。最初からすべてを暗記しようとせず、AWSサービスの目的と、似たサービスの違いを意識して読み進めました。通勤中に学習するため、一度に広い範囲を進めるよりも、少しずつ繰り返す方法が自分には合っていました。
ChatGPT
参考書で学んだ範囲について、ChatGPTに四択問題を1問ずつ出してもらいました。間違えた分野を記録してもらい、同じ分野の問題を繰り返して弱点を減らしていきました。正解した問題でも、ほかの選択肢がなぜ違うのかを確かめるようにしていました。
私が実際に使った学習教材は、この参考書とChatGPTです。生成AIの回答には誤りや古い情報が含まれる可能性があるため、説明に違和感があるときは参考書に戻って確認しました。受験する方は、試験範囲や最新情報をAWS公式のSAA-C03試験ガイドでも確認してください。
特に難しかったのは「ベストプラクティス」を選ぶ問題
SAA学習で難しかったのは、技術的に実現できる選択肢の中から、要件に最も適した構成を選ぶことでした。
複数の選択肢が動作しそうに見えても、セキュリティ、可用性、運用負荷、パフォーマンス、コストなどの条件を読み取り、AWSのベストプラクティスに沿った答えを選ぶ必要があります。
単に「このサービスは何ができるか」を覚えるだけではなく、次の観点で比べるようにしました。
- 管理や運用の負担を減らせるか
- 障害が起きても継続または復旧できるか
- 必要なセキュリティを確保できるか
- 性能要件を満たせるか
- 過剰な構成や費用になっていないか
AWS Well-Architected Frameworkを意識すると、正解を暗記するのではなく、選択理由を考えやすくなります。
通勤時間だけで進めるために意識したこと
一回の学習範囲を小さくする
電車の中では中断されることを前提に、章全体ではなく一つのサービスや一つの論点に区切りました。短い時間でも「ここまで終えた」と分かる方が続けやすくなります。
サービス名より選定理由を考える
サービス名や機能を覚えた後は、「どのような要件ならこのサービスを選ぶのか」を考えました。似た選択肢を比較すると、ベストプラクティスを問われたときの判断材料になります。
分からない言葉を放置しない
紙のノートは作らず、疑問が出たらChatGPTに質問したり、参考書の該当箇所を読み直したりしました。短い移動時間の中で、分からないまま次へ進まないようにしていました。
本番の試験は練習問題より難しかった
ChatGPTには本番相当の難易度で問題を出してもらうよう頼んでいました。それでも実際の試験は、練習よりはるかに難しく感じました。サービス名だけで決めず、可用性や運用負荷など、問題文で優先されている条件に戻って選択肢を比べました。ChatGPTの演習だけで本番の難しさまで再現できるとは思わず、補助として使うのがよいと思います。
SAA取得後に実務で役立ったこと
取得後に特に役立っているのは、AWSのベストプラクティスをもとに提案できるようになったことです。
資格取得だけで実務がすべてできるようになるわけではありません。しかし、構成を検討するときに、可用性、セキュリティ、運用負荷、コストなどを複数の観点から考える習慣がつきました。
「このサービスを使えます」と伝えるだけでなく、「要件に対して、なぜこの構成が適しているのか」を説明するための土台になっています。
SAAの学習が向いている人
- AWSサービスを体系的に学びたい人
- オンプレミス中心の経験からクラウドへ領域を広げたい人
- 構築だけでなく設計や提案にも関わりたい人
- 通勤時間などの隙間時間を学習に活用したい人
資格は転職や実務で必ず評価されるものではありませんが、AWSを幅広く学ぶきっかけとしては有効でした。
資格だけでなく、AWS・OCI・クラウド移行などの実務経験が転職でどう見られたかは、クラウドエンジニア転職で評価された経験で紹介しています。
まとめ
- 2026年に約2か月の学習でSAA-C03を取得した
- 学習時間は基本的に電車での移動時間
- 参考書を3周し、ChatGPTで弱点分野の四択問題を繰り返した
- 難しかったのは、要件に合うAWSのベストプラクティスを選ぶこと
- 取得後は、ベストプラクティスを根拠に実務で提案しやすくなった
短い時間でも、サービスの機能だけでなく選定理由まで考えながら継続すると、資格取得後の実務にもつながる学習になります。
私がインフラエンジニアからクラウドエンジニアへ転職した理由は、こちらの転職体験記事で紹介しています。

