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私はインフラエンジニアとして7年間経験を積んだ後、クラウドエンジニアへ転職しました。転職前までにAWSを約3年、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)を約2年経験し、オンプレミス環境からクラウドへの移行にも携わっていました。
転職活動を振り返ると、特定のサービス名を知っていることだけでなく、複数のクラウドを経験していたことや、オンプレミスとクラウドの違いを踏まえて移行を進めた経験が評価されたと感じます。
※本記事は個人の転職体験です。経験の評価は、応募先、担当業務、採用方針などによって異なります。
転職前の経験
転職前はインフラエンジニアとして7年間働きました。プロジェクトでは担当範囲が細分化されていることもありましたが、オンプレミスのインフラに加え、AWSとOCIを扱う機会がありました。
- インフラエンジニア経験:約7年
- AWSの実務経験:約3年
- OCIの実務経験:約2年
- オンプレミスからクラウドへの移行対応
年数だけでは仕事内容が伝わらないため、転職活動では担当した範囲と、移行時に考慮したことを説明できるように整理しました。
AWSで実際に担当したこと
転職前のAWS業務は、EC2やVPCを使う環境の運用保守が中心でした。日々の監視、障害対応、問い合わせ、設定変更、手順書の作成を担当しました。追加開発では、新しいサブシステムのWindowsサーバーやLinuxサーバーを構築し、ADの構築、LDAP連携、振る舞い検知製品の導入にも携わりました。
「AWSを3年経験」と一言で書くより、運用で何を見て、構築ではどこを自分が担当したかを分けて伝えるようにしました。障害原因がすぐ分からないときは調査の入口を見つけるのも大変で、AWSの基本操作や監視製品の操作、障害対応の手順を覚える機会になりました。
評価されたと感じた経験
AWSとOCIの両方を経験していたこと
AWSだけでなくOCIにも携わっていたため、特定のクラウドの機能を覚えているだけではなく、要件に合わせてサービスを比較する視点を示しやすくなりました。
クラウドによってサービス名や操作方法は異なりますが、ネットワーク、コンピューティング、ストレージ、データベース、権限管理、監視など、設計時に検討する基本的な観点には共通点があります。
面接では、「複数クラウドを使ったことがある」とだけ伝えるのではなく、それぞれでどの領域を担当し、何が共通し、何が異なったかを話せるようにすることが重要だと感じました。
オンプレミスからクラウドへの移行経験
クラウド移行では、新しい環境を作るだけでなく、既存環境を理解したうえで移行方法を考える必要があります。
オンプレミスの構成、運用方法、制約を確認し、クラウド側でどのように置き換えるかを検討した経験は、クラウドサービスだけを学習した場合とは異なる強みになりました。
私が担当したOCI移行の範囲
私が携わったのは、データベース移行に伴う関係サーバーのOCI移行です。ただし、移行全体を一人で担当したわけではありません。私の担当はセキュリティ部分、Terraformによる構成の自動化、バックアップで、調査・設計・構築を行いました。Terraformは新規に一式を作ったのではなく、既存コードを修正しました。
特に難しかったのは、クラウドならではの新しい機能を調べて設計することと、移行後に変わるネットワークを踏まえてバックアップの取り方を検討することです。面接では担当範囲が限られていた点も正直に説明しました。Terraformの話は比較的関心を持って質問していただいた印象があります。ただし、実際の採用理由を断定できるわけではありません。
移行後の運用には関わっていないため、性能や運用負荷がどれほど改善したかは分かりません。確認していない成果を職務経歴書や面接で言い切らないことも大切だと思います。
移行対応を職務経歴や面接で説明するときは、守秘義務に配慮しながら、次のような観点で整理すると伝わりやすくなります。
- 移行前の環境と課題
- 自分が担当した範囲
- クラウド側のサービスを選んだ理由
- 可用性・セキュリティ・運用で考慮したこと
- 移行時に発生した課題と対応
- 移行後の結果(自分が確認できた範囲のみ)
クラウド経験を面接で伝える方法
サービス名の羅列で終わらせない
職務経歴書にAWSやOCIのサービス名を並べるだけでは、自分がどこまで担当したのか分かりません。「設計」「構築」「テスト」「移行」「運用」などの工程と、自分の役割を組み合わせて説明します。
選定理由を言葉にする
「このサービスを使った」だけでなく、要件に対してなぜ選ばれたのかを説明できると、設計や提案につながる経験として伝えやすくなります。
自分の工夫と結果を加える
チーム全体の成果と自分の対応を分け、何を工夫したかを整理しました。大規模プロジェクトで担当範囲が狭くても、自分が調査・改善・調整した内容を具体的にすると経験が伝わりやすくなります。
経験を整理したら、企業からどう見られるかも確認してみる
クラウド経験を言葉にできたら、次は自分の経験に関心を持つ企業や求人があるかを確認する段階です。レバテックダイレクトはIT・Webエンジニア向けのスカウト型転職サービスです。私は利用して転職したわけではありませんが、求人や登録条件を確認する選択肢として紹介します。
SAAは転職後に取得
私がAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)を取得したのは転職後です。そのため、今回の転職でSAA資格が直接評価されたわけではありません。
現在の会社には資格取得を後押しする文化があり、周囲にも多くの資格を持っている人がいます。その環境に刺激を受け、2026年にSAAを取得しました。
転職前の実務経験と、転職後の資格学習を混同せずに考えることが大切です。私の場合、転職時にはAWS・OCI・移行の実務経験が土台となり、転職後にSAAを学ぶことでAWSのベストプラクティスを体系的に整理できました。
SAAを取得したときの勉強法は、通勤時間を使ったSAA学習の記事で紹介しています。
クラウドエンジニアを目指す人が今からできること
- 現在の業務でクラウド案件に関われないか相談する
- オンプレミス経験をクラウドでどう生かせるか整理する
- 設計・構築・移行・運用のどこを担当したか書き出す
- 利用サービスと選定理由をセットで説明できるようにする
- 業務で不足する部分を資格学習や検証で補う
資格だけ、実務経験だけと分けるのではなく、現在持っている経験を整理し、不足している部分を補っていくのが現実的です。
自分の市場価値を確認したい場合
職務経歴を整理したら、現在の経験にどのような企業が関心を持つのか確認する方法もあります。転職エージェントから求人を紹介してもらう方法に加え、企業から届くスカウトを見ることで、自分では気づかなかった選択肢を知れる可能性があります。
レバテックダイレクトは、IT・Webエンジニア向けのスカウト型転職サービスです。私はこのサービスを利用して転職したわけではないため、利用体験としての評価はしていません。求人内容や登録条件などの最新情報は公式サイトで確認してください。
まとめ
- 転職前にインフラ経験7年、AWS約3年、OCI約2年を経験した
- 複数クラウドの経験がサービスを比較する視点につながった
- オンプレミスからクラウドへの移行経験が強みになった
- 面接ではサービス名より担当工程・選定理由・工夫を伝える
- SAAは転職後に取得し、実務知識を体系化する助けになった
私が転職を考えた理由と、転職後の給与・仕事内容の変化は、転職体験の記事で詳しく紹介しています。
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