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インフラエンジニアとして働き続けているものの、「今の経験は転職市場で評価されるのか」「転職して本当に年収を上げられるのか」と不安に感じる方もいると思います。
私はインフラエンジニアとして7年間経験を積んだ後、クラウドエンジニアへ転職しました。転職前の年収は500万円台、転職後は650万円台となり、約150万円アップしました。転職活動では2社から内定をいただき、最終的な給与の条件交渉はdodaに対応してもらいました。
この記事では、年収アップだけを目的にした方法論ではなく、私のどの経験が評価されたと考えているか、転職前に何を準備したか、内定後にどのように判断したかを実体験としてまとめます。
転職結果:年収500万円台から650万円台へ
転職前はSIerのインフラエンジニアとして働き、転職後はクラウドエンジニアとして、クラウドだけでなくインフラ全般にも携わっています。
- 転職前:インフラエンジニア、年収500万円台
- 転職後:クラウドエンジニア、年収650万円台
- 年収差:約150万円アップ
- 内定数:2社
- 条件交渉:dodaが担当
年収は大きく上がりましたが、転職先を選ぶ際は金額だけでなく、担当できる仕事内容や働き方も確認しました。現在はAWSについて幅広く携われるようになり、以前よりさまざまな知識とスキルを身につけられています。
転職を考えた主な理由
私が転職を考えた理由は一つではありません。前職の評価制度や給与への不満に加えて、働き方と経験できる業務の範囲にも課題を感じていました。
- 評価制度に納得できない部分があった
- 今後の給与アップを考えたかった
- SIerでは残業が多い月があり、ワークライフバランスを改善したかった
- プロジェクトが細分化され、狭い分野しか経験できないことがあった
- クラウドについて、より幅広い業務を経験したかった
「今の会社が嫌だから」という理由だけではなく、今後どのようなエンジニアになりたいかを整理したことで、求人や企業を比較しやすくなりました。
年収アップにつながったと考える3つの経験
1.インフラエンジニアとして7年間働いた経験
クラウドエンジニアへの転職でも、これまでのインフラ経験がなくなるわけではありません。サーバーやネットワークなどの基礎を理解していることは、クラウド環境の設計や移行を考える際にも役立ちます。
面接では単に「7年間経験しました」と伝えるのではなく、担当した業務、自分が担った役割、課題に対してどのように行動したかを説明できるように整理しました。
2.AWSとOCIの複数クラウド経験
転職前にはAWSを約3年、OCIを約2年経験していました。クラウドサービスを複数扱った経験は、特定サービスの操作方法だけでなく、目的に応じて構成を考える力を示しやすかったと感じています。
AWSのサービス名を並べるだけではなく、「どのような要件に対して、なぜその構成を選んだか」を自分の言葉で説明できるようにしておくことが重要です。
3.オンプレミスからクラウドへの移行経験
特に評価されたと感じたのが、オンプレミス環境からクラウドへの移行対応です。クラウドだけを知っているのではなく、既存環境の制約や移行時の検討事項を踏まえて対応した経験を伝えられました。
移行案件では、現状把握、構成検討、影響確認、関係者との調整など、技術以外の力も求められます。面接では、技術要素とあわせて、自分がどの部分を担当したのかを具体的に説明しました。
転職を決める前に市場の反応を確認したい場合
年収を上げたいと考えていても、自分の経験がどのような企業に求められるかは、求人票を見るだけでは分かりにくいものです。スカウト型サービスに登録し、企業から届く内容を確認する方法もあります。
レバテックダイレクトは、IT・Webエンジニア向けのスカウト型転職サービスです。私はこのサービスを利用して転職したわけではないため、利用体験としての評価はしていません。登録条件や求人などの最新情報は公式サイトで確認してください。
転職活動前に準備したこと
これまでの経歴を棚卸しした
最初に行ったのは、これまでの経歴の整理です。案件名や製品名を並べるだけでは、採用担当者に自分の強みが伝わりにくいため、次の項目に分けて整理しました。
- プロジェクトの目的と規模
- 自分の役割と担当範囲
- 使用したクラウドや技術
- 発生した課題
- 自分が考えて行動したこと
- 結果と身についたスキル
担当範囲が細分化されていた場合でも、任された作業だけでなく、その作業がプロジェクト全体でどのような意味を持つのかを説明できるようにしました。
面接用のカンペを作った
オンライン面接に備えて、次の7項目をカンペにまとめました。
- 経歴
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望理由
- 自己PR
- 将来ビジョン
- 企業選びの軸
カンペは文章をそのまま読むためではなく、話す要点を確認するために使いました。回答が長くなりすぎないよう、項目ごとに結論と具体例を整理しておくと話しやすくなります。
転職理由を前向きな希望に置き換えた
評価制度や給与への不満は転職のきっかけでしたが、不満だけを面接で伝えても、次の会社で何を実現したいのかは伝わりません。
そこで、「クラウドの幅広い業務に携わりたい」「これまでのインフラ経験を生かしながらスキルを広げたい」など、転職後に実現したいことと結びつけて説明しました。
2社の内定後に確認したこと
転職活動では2社から内定をいただきました。複数の選択肢ができたときは、提示年収だけで決めず、入社後の仕事内容と働き方を確認することが大切です。
- クラウド業務にどの程度携われるか
- 担当範囲を広げられる環境か
- 残業時間に極端な波がないか
- 評価制度と昇給の考え方
- 資格取得や学習を支援する文化があるか
- 将来目指したいキャリアにつながるか
現在の会社は資格取得を勧める文化があり、周囲にも多くの資格を持つ人がいます。転職後にAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトを取得できたことも、学びやすい環境を選んだ結果の一つです。
給与交渉はdodaに任せた
給与や入社条件について、自分から企業へ交渉することに不安を感じる人もいると思います。私の場合は、dodaが条件交渉を担当してくれました。
dodaには求人紹介、書類添削、面接対策、日程調整、条件交渉まで支援してもらいました。電話、メール、LINEで2〜3日に1回ほど連絡があり、私の気持ちを優先しながら進めてもらえたと感じています。
エージェントに任せる場合でも、自分の希望を曖昧にしないことが重要です。希望年収だけでなく、仕事内容、残業、働き方、入社時期などの優先順位を伝えておくと、交渉や企業比較を進めやすくなります。
転職後に変わったこと
転職後は年収が約150万円上がりました。残業時間そのものは以前と同じくらいですが、忙しさの波が小さくなり、月45時間を超えることはありません。
仕事内容では、AWSについて幅広く携われるようになりました。特定の狭い分野だけでなく、さまざまな知識やスキルを身につけられていることは、年収アップと同じくらい大きな変化です。
転職によってすべてが理想どおりになるとは限りません。私の場合も残業がゼロになったわけではありませんが、給与、業務範囲、忙しさの波という複数の面で改善を実感しています。
年収を上げたいインフラエンジニアが最初にすること
年収アップを目指す場合、いきなり応募を始めるより、まず自分の経験を市場で伝わる形に整理することをおすすめします。
- 経験した案件と担当範囲を書き出す
- AWSやOCIなど、扱った技術と年数を整理する
- 構築・運用だけでなく、設計、移行、改善、調整の経験を探す
- 転職後に広げたい業務範囲を決める
- 年収、仕事内容、働き方の優先順位を決める
- 職務経歴書と面接回答を第三者に確認してもらう
自分では当たり前だと思っている経験が、別の会社では評価されることもあります。特に、オンプレミスとクラウドの両方を理解していることや、複数クラウドを経験していることは、具体的な業務内容とセットで伝えることが大切です。
まとめ:年収だけでなく経験の広がりも確認する
私はインフラエンジニアとして7年間働いた後、クラウドエンジニアへ転職し、年収が500万円台から650万円台へ約150万円上がりました。
転職で評価されたと感じるのは、AWS約3年、OCI約2年の経験と、オンプレミスからクラウドへの移行対応です。また、経歴の棚卸しや面接用カンペの準備を行い、2社の内定後はdodaに条件交渉を任せました。
年収は大切ですが、入社後に担当できる仕事や学びやすい環境も、長期的なキャリアに影響します。まずは自分の経験と希望条件を整理し、現在の市場価値を確認するところから始めてみてください。
※本記事は筆者個人の転職体験です。年収や選考結果は、経験・地域・企業・募集時期などによって異なります。
年収アップの土台になったAWS・OCI・クラウド移行経験の整理方法は、クラウドエンジニア転職で評価された経験で詳しく紹介しています。

